同港は、チリ最北部のアリカ港の南方約200キロの地点に位置し、化学製品、鋼材、大豆油、小麦、硫黄などの輸入港であり、魚粉、魚油などの輸出港である。
1993年の入港船舶数は548隻で、貨物取扱量は728,843トン(輸出279,685トン、輸入449,158トン)に達している。
水深15.25m以上の良好な錨泊地がある。
港内水域は20ヘクタール、水深は10m〜12.50mの7バースがある。
吃水制限は、バース1号及ぴ2号が9.12m〜9.19m,3号が7.31m,4号〜5号が9.19m〜9.30m,6号〜7号が9.09m〜9.30mであり、バース3号は民間漁業会社が使用している。
倉庫2棟(延べ9,680立方m)、港湾局所有の露天倉庫(64,315立方m)、民間所有の冷凍倉庫(貯蔵能力1,500トン)などの設備がある。
荷役は全て本船の荷役設備使用して、行われている。
タンカー・ターミナルのオイル・バースは、長さ179.8m、水深9.75mで、夜間バースも可能である。魚油は1時間に付き125トンの積出しが可能である。
清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
曳船は3隻(1,200馬力、720馬力および700馬力)が使用できる。
船舶修理施設は、Marco Chilena Ltda所有の小型船(300トン)用のスリップウェーがある。
港の南方40キロの地点にDiego Aracena国際空港がある。