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ている。
 清水、食糧、オイル・バンカーなどの供給が可能である。
 曳船は、2隻(780馬力、1,500馬力)が使用できる。
 船舶修理施設は、主として電気系統などの小修理が可能である。
 港から100キロ離れた地点にアレキパ国内空港がある。

 9.イロ港(Ilo)

 同港は、ペルー南部地方の銅鉱、魚粉などの輸出港である。
 埠頭から1マイル沖合に水深18.3mの錨泊地がある。
 国有のコンクリート構造埠頭(長さ302m)には、2バース(1Aおよび1B)があり、各長さ197m、水深は突端が16.7m(干潮時)〜18.3m(満潮時)、中央部の水深は最小9.15mである。
 民間埠頭(Southern Peru Copper Corp。所有)は、両側の水深15.0mで、銅鉱およびバラ荷積出し設備がある。また、一般貨物の荷揚げにも使用されている。
 クレーン2基(能力60トン、70トン)が使用できる。
 倉庫は、国有埠頭に大型倉庫(1,500平方m)がある。
 沖合500mの地点の水深12.2mのタンカー・ターミナルには、係船ブイ4基があり、最大3万DWT船の収容が可能である。
 曳船は、1,400馬力の1隻が使用できる。
 清水および食料の供給が可能である。
 港から18キロの地点にチクラヨ国内空港がある。

 10.タララ港(Talara)

 同港は、ペルー北部地方の石油港であり、また商港でもある。
 1991年の入港船舶数は133隻(2,258,242DWT)に達している。
 埠頭1号は、長さ256m、幅7.6m〜15.0m、干潮時水深5.5m、最大許可吃水5.8mであり、一般貨物船が使用している。
 埠頭2号は、長さ235m、平均水深11.0mで、石油製品およびバンカー積出しに使用されている。

 

 

 

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