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 突堤(最小水深10.67m)は、大型船へのバンカー供給、可燃性バルク・カーゴの荷揚げに使用されている。
 一般乾貨物は、錨泊地でバージを使用して荷揚げを行っている。バージは3隻(各能力400トン)が使用できる。
 一般倉庫(敷地面積24,500平方m)、冷凍倉庫(同46平方m)、クレーン3基(能力25トン×1,5トン×2)などの設備がある。
 清水および食料の供給が可能である。
 タンカー・ターミナルは、クララ港内オイル・ターミナルのほか、クララの近辺に2オイル・ターミナル(Cabo Blanco および Negritos)が稼働している。
 カボ・ブランコは、水深11.3mの係船ブイ4基から成るタンカー用の沖合バースで、各バースには積荷・積卸し用の直径10インチのパイプライン2本が装備されている。
 主として、国内市場向けの原油および石油製品を扱っている。
 ネグリトスは、水深12.2mの係船ブイ4基から成るタンカー用の沖合バースであり、直径20インチの潜水パイプラインによって、陸上と結ばれており、35,000DWT、全長213mまでのタンカーの収容が可能である。
 燃料油およびディーゼル油の供給が可能である。
 曳船(1,350馬力)1隻と、曳航船用鋼造ランチ(190馬力×3,180馬力×1)4隻が使用できる。
 港から4.8キロの地点に国内空港があり、リマ国際空港と結ばれている。

 11.イキトス(Iquitos)

 同港は、アマゾン川の約3,100キロ上流に位置した河港で、港内の浮き埠頭(長さ240m)は航洋船2隻の同時収容が可能である。
 マナウス港(ブラジル)から上流のイキトス港までの航路は、幾つかの屈曲があるため、船舶の長さ(全長152m)および吃水(最大7.9m)に制限がある。
 港内の川幅は600m、水深は干潮時6.0m、満潮時20m〜25mと大きく変化する。
 倉庫(貯蔵能力2万トン)移動クレーン(能力3トン〜5トン)11基、フォ

 

 

 

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