同港は、ペルー南部地方の主要港で、主として、コーヒー、魚粉、生皮および皮革製品、鉱物、大理石、羊毛などの輸出貨物と、一般貨物、穀物、石油製品などの輸入貨物を扱っている。
南防波堤の西方200mの沖合に錨泊地(水深45m)がある。
三角形の港内水域(水深4.5m〜23.0m)には、両方から長さ600mの防波堤が突出し、東海岸から西南西に向かって短い防波堤がある。
港内ベースンの南西端には、Ro/Ro舶用のバース(長さ90.5m)がある。
ベースン南東側の突堤(Muelle de Atratique)は、長さ540m、水深9.6m(干潮時)〜13.0m(満潮時)である。
この突堤は、鉄筋コンクリート構造の埠頭で、3バースから成っている。
港の北東部には、漁船用の小型埠頭がある。
港の南東5マイルの沖合には、水深20mのオイルバースがあり、吃水12.2mまでのタンカーの収容が可能である。
モレンド市の南方1キロの地点に石油貯蔵タンクがある。
港内に倉庫4棟(各3,562平方m)および穀物サイロ(貯蔵能力22,000トン)1基がある。
移動クレーン(能力6.3トン〜25.0トン)10墓、フォークリフト、トラック、貨車などの設備はあるが、埠頭クレーンが無いため、一般に本船の荷役装置を使用している。
穀物はバースAおよびバースBで荷揚げされ、鉱石はバースDで積み出され