このほか、バラ積み砂糖専用の埠頭(長さ225m、幅30m)は、1時間につき300トン〜350トンの砂糖積出しが可能である。倉庫2棟および移動クレーン(能力10トン)2基がある。
曳船は3隻(720馬力×2隻、675馬力×1隻)が使用できる。
清水、食料などの供給が可能である。
港から416キロの遠方にリマ・カヤオ国際空港がある。また、港から24キロの地点にHuanChaco国内空港がある。
3.パイタ港(Paita)
同港は、ペルー北部地方の商港で、1992年の入港船舶数は142隻(1,887,670DWT)に達している。
港へ至る水路は水深10.06m。埠頭の北方1.5キロの地点に錨泊地がある。
港内は、全長200m、最大吃水9.45mまでの船舶の収容が可能である。
指形埠頭(長さ365m)には、4バース(水深6.1m〜9.76m)がある。
埠頭の東側にタンカー保船用のブイ4基があり、タンカー4隻の係船が可能である。
荷役は、潜水パイプラインを使用して行われている。
港から60キロの地点にPiura国内空港がある。
4.パカスマヨ港(Pacasmayo)
同港は、パイタ港とサラベリ港との中間に位置した商港で、鉱物、米などの輸出港であり、一般貨物、肥料、パラフィン・ワックスなどの輸入港である。
港の1.6キロ沖合に水深11.0mの錨泊地がある。
港口は水深7.31mで、港内には長さ533mの突堤があり、荷役はハシケ8隻(能力:合計370トン)を使用して行っている。
その他、25トン・クレーンを3基、機関車2輌、鉄道貨車10輌(各能力10トン)、曳船1隻などがある。
港から120キロの地点にChiclayo国内空港がある。
5.サン・ジャン港(San Juan)
同港は、古くから鉄鉱石の積出港として知られていたが、現在では主として一般貨物を扱っている。
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