1977年に制定された漁業振興6カ年計画の一環としてわが国に対し、円借款による漁船建造計画が要請された。その内容はシャーク25隻、トローラー35隻をわが国で、また現地建造分として217隻を、円借款により建造整備したいというもので当会は、これら要請に応じるべく漁船専業メーカーの会員造船所6社による受注促進プロジェクトチームを結成し、同国に数回、ミッションを派遣したが、当時同国のGNPが円借款対象の規定額をオーバーしていたため、実現には至らなかったが、コマーシャルベースでシャーク4隻(三保造船所建造)、トローラー1隻(新潟鉄工)をモデル船として納入した。この他1977年に無償供与船として漁船練習船「おんじゅく」(280GT、内田造船建造)を輸出している。