錨泊地は、グリヤルバ河口の沖合にある。 埠頭(長さ300m、水深5.49m)、倉庫(1,500平方m)などの設備がある。 清水、バンカーなどの供給が可能である。 船舶修理施設は、小型船の小修理が可能である。 グリヤルバ河の約32キロ上流に、ペメックス石油会社専用のユルパヨ港がある。この水域の水深は8.5mあるが、河口の水深が浅いため、入港船の吃水に制限がある。 また、遡行水路は屈曲した箇所が多いので、エルバヨ港は小型船、バージ、曳船などだけが使用している。
8.カンペチェ港
同港は、カンペチェ湾の東岸に位置し、港の北方約25マイルの地点に錨泊地がある。 カンぺチェ市の南方5.6キロの地点に、T形埠頭(長さ521m、最大吃水5.18m)があり、4,000DWT型船(最大吃水5.18m)の収容が可能である。荷役にはハシケ5隻を使用できる。 漁船は、Unidad Pesquera埠頭を使用している。 清水および食料の供給が可能である。 曳船は2隻使用できる。 船舶修理施設は、小型船の修理が可能である。
9.プログレッソ港
同港は、メキシコ湾南岸、ユカタン半島北岸に位置し、セメント、砂利、蜂蜜などの輸出港であり、穀物の輸入港である。 主要設備、長さ1,820mのT形埠頭(水深4.88〜5.49m)、倉庫(3,580平方m)、冷凍庫、魚類冷凍工場、製氷工場などがある。 タンカー・ターミナルに2バースがある。 清水、燃料油、ディーゼル油などの供給が可能である。 曳船は2隻(各1,200馬力)使用できる。 同港は、現在拡張中の埠頭が完成すると、5バース(水深7.92m)が新設され
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