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 DWTタンカー(最大吃水21.34m)の収容可能である。ポンブ能力は1時間につき平均35,000バレルである。
 清水、新鮮食料、バンカーなどの供給が可能である。
 港内では水先人の乗船が必要である。
 また、25,000DWT以上、または長さ152m以上の船舶、もしくは爆発物運搬船の入出港には、曳船の使用を強制される。
 曳船は6隻使用できる。
 船舶修理施設は、吃水2.44mまでの小型船用のスリップウェー3基を備えたドライドックのほか、スリップウェー2基(最大500DWT型船用1基、最大150DWT型船用1基)、その他各種の修理工場がある。
 89年の入港船舶数は1,272隻に達している。

  6.シウダド・デル・カルメン港

 同港は、カンペチェ湾のラグーナ・デ・テルミノスの入口のカルメン島に位置し、港の前方のラグーナ・デ・テルミノスの内側に錨泊地(水深約4.88m)がある。
 この水域には、砂洲、潜水バイブライン、オイル・リグなどが多数散在しているので、入出港には注意が必要である。
 港内に長さ350mのバース(吃水3.66m)があるが、沖合の海底油田の開発に関連した会社が主として使用している。
 構内の漁港は、トロール漁船50隻の収容が可能である。
 冷凍倉庫、クレーン(能力10トン)などの設備がある。
 清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
 船舶修理施設は、漁船の建造・修理の可能な小型造船所のほか、各種の修理工場が多数ある。

  7.フロンテラ港

 同港は、カンペチェ湾に注ぐグリヤルバ河の東岸に位置し、河口から8キロ上流に漁港がある。潮の干満により、河の水深は3.66mから4.88mへと変化するが、港へ至る水路は4.57mである。

 

 

 

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