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 約を締結(83年3月)し、チュニジア、アルジェリア、モロッコの3国にリビア、モーリタニアを加えた5ヵ国の結束を強化し、同地域に拾ける政治的・経済的安定を目指す大マグレブ構想の推進に積極的姿勢を示している。
 一方、ソ連とは1960年に外交関係を樹立し、その他の共産圏諸国とも国交を開くことを原則としており、これらの諸国と外交使節の交換を行い、経済技術援助を受けている。
 わが国は、1956年6月26日、チュニジアの独立を承認、国交を樹立し、69年2月5日チュニジアに大使館を設置し、またチュニジア側も77年2月22日に東京に大使館を開設した。
 日本との経済関係では、わが国とチュニジアとの貿易は、金額面では輸出入とも小さく、86年は輸出が2,370万ドル、輸入が240万ドルであり、日本側の大幅を出超(2,130万ドル)となっている。

 

 

 

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  日本の主要輪出品目は、自動車、機械類、電気機器、鉄鋼製品であり、主要輸入品目はパルプ、ワイン、織物(カーベット)などである。
 経済協力については、86年度末までの有償資金協力の総額が235億5,000万円、無償資金協力の総額が1億3,100万円である。
 技術協力(86年度までの累計)では、研修員受入(117人)、調査団派遣(136人)、専門家派遣(54人)、青年海外協力派遣(119人)、開発調査(4件)、プロジェクト技術協力(1件)その他機材供与などを行っている。

 

 

 

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