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 埠頭(長さ830m、水深10.5m)は、25,000DWTまでの船舶の収容可能な4バースがあり、硫黄、燐酸、硫酸などの積出し専用の門形クレーン(能力20トン)1基および一般貨物用の20トン・クレーンなどの設備がある。
 鉱石埠頭(長さ260m、水深12.5m)は、50,000DWT(最大吃水11.86m)までの鉱石専用船の収容が可能である。
 荷役設備は、15〜20トン門形クレーンのほか、10〜20トン電動クレーン、エレベーター(4〜10トン)、軌道クレーンなどがある。
 8号埠頭(水深12.5m)は、液化ガス、苛性ソーダ、液体燃料などの積出しに使用されており、4号バースはRo/Ro船に適している。
 貨物保管設備としては、倉庫(4,000平方m)、露天倉庫(70,000平方m)がある。
 清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
 曳船は2隻(各1,200馬力)が使用できる。
 船舶修理は、スファクス港のS.C.I.N社およびガベス港のA.C,M.G.社の修繕設備を使用している。

(4)造船事情

 チュニジアの主要造船所は次の1社である。

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