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 荷役設備は、60トン・ポンツーン・クレーン1基、移動クレーン(10〜40トン)数基、フォークリフト(2〜10トン)数基、その他トラクタートロリーなどが使用できる。
 保管設備は、倉庫(1,000平方m)1棟、上屋(4,000平方m)3棟、露天倉庫(5,000平方m)1棟、冷凍倉庫(能力3,000トン)1棟などが主なものである。
 清水、食料、石炭、燃料油、ディーゼル油、ガスオイルなどの供給が可能である。
 船舶の入出港には水先船および曳船の使用を強制される。
 曳船は2隻(1,200馬力、1,600馬力)が使用できる。
 船舶修理は、Socomena造船所で小修理が可能である。

  6.ラ・スキーラ港

 同港は、サハラ送油会社(TRASPA)の管理する石油輸出港である。
 タンカー・ターミナルには、1号と2号の2パースがあり、最大長さ300mまでのタンカー2隻の同時収容が可能である。
 オイル・バースには、直径12インチの油送管4本が敷設されており、1時間に付き平均4,000〜10,000トンの送油が可能である。
 水路の航行およびオイル・バースの離接岸には、水先船および曳船の使用が必要である。
 曳船は、2,000馬力のものが2隻使用できる。

  7.ガペス港

 同港は、化学製品、燐鉱石、穀物。木材、硫黄などの輸出港であり、86年には輸出貨物約1,327万トンおよび輸入貨物約1,180万トンを扱っている。
 港は、ガベス港湾局により管理されている。
 港内へ至る水路は長さ3.22キロ、幅130m、水深13.5mである。港は、長さ2,642mの北防波堤と長さ1,400mの南防波堤とによって、安全に防護されている。

 

 

 

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