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 の収容可能なオイル・バースがあり、夜間バースも可能である。
 清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
 曳船は2隻(各12,000馬力)が使用できる。
 同港は、主として燐酸、オリーブ油、果物、織物原料などの輸出貨物および機械類、製品などの輸入貨物を扱っている。

  3.ピゼルタ港

 港は、長さ1,025mの北突堤と長さ940mの東突堤で囲まれ、両突堤間の入口(水深17m)は長さ610mの防波堤で防護されている。
 外港(水深12m)には、クレーン3基および倉庫5棟を設備した埠頭(長さ445m、水深9m)、糖密積出し用の3バースを設けた係船岸壁(水深7.6m)。穀物専用の係船岸壁(水深8.5m)、穀物サイロ(貯蔵能力2万トン)などがある。
 このほか、鉄鉱石積出し用のバース(水深8.5m)、セメント積出し専用の埠頭があり、長さ150m。吃水7.6mまでのバルク・キャリアの収容が可能である。
 荷役設備は、25トン・ポンツーン・クレーン1基、軌道式クレーン2基(3トン、6トン)、移動クレーン2基(3トン、6トン)。エレベーター3基、トラクターなどがあり、コンテナの取扱いも可能である。
 タンカー・ターミナルには、タンカー専用の2バースを設けたジェテイ(長さ225m)があり、50,000DWT(吃水12m)および18,000DWT(吃水9m)のタンカーの同時収容が可能である。
 清水、食料、燃料油、ディーゼル油在などの供給が可能である。
 曳船は3,600馬力が2隻、その他各種小型の曳船が使用できる。
 船舶の入出港には、水先船の使用を強制される。
 船舶修理設備は、セルバ湾に修理工場がある。
 86年における同港の海上輸送貨物取扱量は、374万トンに達している。

  4.スース港

 同港は、木材、木材バルプ、鉄鋼、機械類および一般貨物の輸入港であり、

 

 

 

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