チュニジアにおける港湾は、主要港としては、同国最大の貿易港チュニスおよびその外港のラ・グールト港をはじめ、ビゼルタ、スース、スファクス、ラ・スキーラ、ガペスなどの国際港がある。
このほか、漁港を含めて大小約20港がある。
ラ・グルート港は、一般貨物船、コンテナ船、鉱石運搬船などのほか、フランス、イタリアなどとチュニジアを結ぷ定期フェリーの寄港地である。
スファクス港はオリーブ油、燐鉱石の輸出港であり、ラ・スキーラ港は石油の積出港として重要である。
チュニジア諸港による国際海上貨物の取扱量は、次の通りである。
同港は主にアルジェリアの原油積出港であり、84年の原油積出量は約410万トン(83年は約420万トン)に達している。