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5.ベジァイア港

 同港は、アルジェ港の東方190キロの地点に位置し、ベジァイア港湾局によって管理されている。
 港内への水路は幅320m、水深13.5mである。
 港は、防波堤によって防護された3つの水域から成っている。
 商業埠頭(延べ2,717m、水深5.5〜13m)には23バースがある。このうち、1バースは鉱物専用バース、他の1バースは穀物専用バースであり、1万DWT型バルク・キャリアの収容が可能である。
 倉庫(18,273平方m)、露天貨物置場(33ヘクタール)、10トン・クレーン、トラクター、シャー・レッグ(能力100トン)、フォークリフトなどの設備がある。
 タンカー・ターミナルには、Naftal社が運営する原油積出し用の3突堤(水深11.5m,12.5m,13m)がある。
 清水、食料、燃料油などの供給が可能である。
 曳船は3隻(1,500馬カ×1,3,000馬力×2)が使用できる。
 船舶修理施設は、Enterprise National de Reparation Naval(ENRENAV)に浮ドック(長さ190m、幅70m)がある。
 同港は、最大3万DWT型船の収容を可能とするため、拡張中である。目下建設中の新埠頭(水深12m、倉庫2.5ヘクタール)と同じ規模の第2埠頭の建設も計画されている。
 88年の入港船舶数は、289隻(9,738,816DWT)に達している。

 

 

 

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