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る。突堤の2バースは4万DWT型タンカー(吃水9.2m,10.5m)の収容が可能である。
 また、原油の積出しは、Naftal社が運営する海上ターミナル(水深26m)でも行われており、25万DWT型タンカ一の収容が可能である。
 各ターミナルには、パイプライン3本が設置されており、各パイプラインは1時間につき原油5,500トンの積出しが可能である。
 液化ガス・ターミナルには、液化メタン積出し用の2バース(各長さ400m)があり、吃水9.4mまでのタンカーの収容が可能である。液化アンモニア・ガスの積出しは、港の内側のバースS1号で行っている。
 曳船は、1,500G/T以上の入出港には使用を強制される。1,500馬力〜2,300馬力の曳船7隻が使用できる。
 同港の開発計画には、コンテナ取扱い設備の建設が予定されている。
 88年の入港船舶数は、603隻(32,299,837DWT)に達している。

4.ベチウア港

 同港は、入港には水先人2名と曳船6隻、出港には水先人1名と曳船4隻をそれぞれ使用しなければならない。
 同港は、暴風雨による大被害を受けたため、現在、国際コンソーシアムにより港湾復旧工事が行われている。防波堤の改造工事は未だ完成していないが、応急の浮標や航路標識の設置など、安全航行策を講じて、船舶の入出港を可能にしている。
 同港の主要設備は次の通りであり、最大250,000DWT型タンカーの収容が可能である。

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