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 荷役設備としては、クレーン(3〜6トン)18基、シャー・レッグ(能力110トン)1基、ディーゼル・クレーン(80トン)1基、軌条クレーン(30トン)6基、積込み機8基などがある。
 鉱物埠頭には、鉱石用の3バース、金属用の3バース、燐酸鉱用の1バースがある。
 北埠頭は、1時間につき穀物400トンの荷揚げが可能であり、穀物サイロ(貯蔵能力16,000トン)がある。
 タンカー・ターミナルには、5バース(長さ118.9〜195m、水深8.75〜13m)がある。
 清水、食料、燃料油、ディーゼル油などの供給が可能である。
 曳船2隻(各700馬力)が使用できる。船舶修理設備は、ドライドック1隻、スリッブウェー2基(能力100トン、200トン)などがある。
 同港の開発計画としては、防波堤の拡張、鉄鉱石専用バースの増設、新Ro/Ro船用バースの建設、既存突堤の補強などが予定されている。
 88年の入港船舶数は、507隻(4,185,250DWT)に達している。

3.アルズー港

 同港は、オランの東方30キロの地点に位置し、アルズー港湾局によって管理されている。
 港内への水路は幅280m、水深10〜13mである。
 埠頭は延べ4,490m(タンカー・ターミナルを合む)で、20バース(水深4〜28m)がある。各埠頭は鉄道と接続している。
 商業港には、一般貨物、肥料、塩など専用の3バース(最大吃水7.2mまでの船舶の収容可能)およびセメント運搬船専用の1バース(最大吃水8mまでの収容可能)がある。3号突堤の西方に漁船専用の埠頭がある。
 倉庫面積は、延べ1,584平方mである。
 タンカー・ターミナルには、防波堤の内側にタンカー専用の3バースがあり、最大12万DWT型タンカー(最大吃水9.2m,13m,14.9m)の収容が可能であ

 

 

 

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