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1.アルジェ港

 同港は、アルジェ港湾局によって管理されている。
 港内への水路は、北水路(幅176m、水深22m)と南水路(幅240m、水深16m)がある。
 港は、5つの防波堤によって安全に防護され、港内には54バース(延べ9,519m)がある。
 一般貨物船用のバースには、それぞれクレーン(3〜6トン・電動高架クレーン、移動クレーンなどを含む)の設備がある。
 コンテナ埠頭にはコンテナ用の各種荷役装置、鉱物埠頭には鉄鉱石積込み機および石炭荷揚げ装置、バルク・カーゴ埠頭には穀物サイロ(貯蔵能力25,000トン)などがある。
 タンカー・一ターミナルには、2バース(各長さ250m、最大水深11.5m)がある。
 曳船は、500〜800馬力が3隻、港内曳航用1,000馬力が1隻、公海曳航用1,500馬力が2隻ある。
 清水、燃料油、ディーゼル油、ガスオイルなどの供給が可能である。
 船舶修理設備としては、港湾局所有のドライドック2基(最大能力4,000トン)、スリップウェー4基、小型船用浮きドック、クレーン船2隻(能力120トン、150トン)などが使用できる。
 同港は、港の東側を拡張して、新コンテナ・ターミナルの建設が計画されている。
 88年の入港船舶数は、978隻(7,216,635DWT)に達している。

2.アンナバ港

 同港は、アンナバ港湾局によって管理されている。
 外港の水路は幅235m、水深13mである。
 港は2つの防波堤によって防護され、3つの港区から成っている。
 埠頭は延べ3,985mで、24バース(水深2,5〜13m)があり、全長200m、吃水10mまでの船舶の収容が可能である。

 

 

 

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