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しているが、老令船であるため、代替船1〜2隻(旅客1,200人、車450台搭載、Diesel,21〜22Kts.,アルジェリア〜スペイン、フランス、イタリア間の国際航路用)のカー・フェリーを予定しているが、原則として中古船を希望している。(C)CALTRAM社は、1990年に新たに4隻の船舶を購入する計画であり、その内訳は、25,000〜30,000DWTバルク・キャリア1隻、3,000〜5,000m3ケミカル・タンカー1隻、パナマックス1隻、30,000〜35,000DWTタンカー1隻となっている。

(3)港湾事情

 アルジェリアの主要港湾としては、アルジェ、アソナバ、アルズrベジァイア、ベニサフ、デリス、ガザウエ、ジジェル、モスタガネム、オラン、スキクダ、ベチウア、テネスなどの諸港があるが、その多くはフランスの植民地時代に建設されたもので、施設はかなり老朽化している。
 このため、既存施設の改良、拡充あるいは新港の建設などが行われている。
 現在、アルジェ港は同国最大の貿易港である。アソナバ港は東部地域の代表的な商港であり、オラン港は西部地域の商港としての機能を果たしている。
 一方、工業港としては、アルズー、ベジャイア、スキクダなどがあり、アルジェリア最大の収入源である石油・天然ガスの輸出港となっている。
 アルジェリア諸港による海上輸送貨物取扱量は、次の通りである。

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アルジェリアにおける主な港湾の設備その他の概要は、次の通りである。

 

 

 

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