
(C)需要状況
現在、アルジェリアのタンカー保有量は、現状で自国船積取比率80%近くに達している。 一方、政府は原油輸出を極力削減し、無尽蔵ともいわれる天然ガス、付加価値の高い石油製品などの輸出を増大させる方針をとっている。 従って、今後の原油輸出の減少を考えると、新規のオイル・タンカー需要は考えられない。 しかし、原油に代り石油製品およびLNGの輸出は急増することが予測されるので、プロダクト・キャリア、LNG/LPG船などの需要の発生が期待できる。 また、近年における乾貨物の荷動量の急増は、バルク・キャリア、一般貨物船などの需要を高めており、今後、外貨事情に応じた着実な発注がみられるものと思われる。 作業船については、現在、主要港湾の拡張もしくは新港の建設が実施中または計画中であり、長期的にはこれら港湾の整備完了後も、そのメインテナンスのために、かなりの曳船、バージ、凌漢船などの需要が見込めるものと思われる。
(D)船腹拡充計画
石油価格の下落から外貨不足のアルジェリアの船腹拡充計画は、今後の石油価格に大きく左右される。中古船で補充している船主も多いが、最近は 中古船も値上りしているので、船腹拡充には新造船を発注する可能性がある。 (a)SNTM−CNAN社は、船舶拡充計画としてバルク・キャリア30,000DWT×2隻、500TEUコンテナ船×1隻の中古船を予定している。 (b)ENTMV社は現在、日本で建造したRo/Ro(カー・フェリー)5隻を保有
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