
ら脱却を図るため、88年輸出額の10%を非炭化水素製品から得ることを目標としていた。しかし、実際にはこの比率が僅かに減少した程度にとどまった。 主要輸出相手国は、フランスが前年の22%から20%ヘシェアを落したが、依然として首位の座を占めている。第2位の米国は19%のシェアとなって、両国間の差は縮小した。上位にEC諸国が並ぶなかで、日本は87年の約2借に相当する12億1,700万ディナールに増大し、シェアも2.5%を占めたが、87年の7位から8位へと後退した。 88年の輸入をみると、工業用機械が全体の27%、中間財が26%、食料が24%となっており、前年の構造と殆ど差がない。アルジェリアでは、輸入に占める食料品のシェアを下げるための努力が続けられているが、かつての重化学工業化優先策の蔭で衰退した農業生産の回復は容易でない。 主要輸入相手国では、輸出と同様にフランスが全体の20%で首位を占め、次いで西独、米国、イタリアと続いている。日本は、87年と同様に第7位であった。
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