
一次産業となっており、羊毛、皮革などを輸出に向けている。 林業部門では、36万4,000ヘクタールに及ぶ大規模な植林プロジェクトが実施されており、これにはサハラ周辺部の緑化計画も含まれている。国有林では、コルクかしわ(この樹皮からコルクを採取する)、アレッポ松(タンニン酸の原料)、建築用材の樫、杉、なら、かしわ等を産出している。 森林面積は約440万ヘクタールで、国営企業が独占的に経営している。87年の木材生産量は約200万立方mに達している。アルジェリアはコルクの主要産出国で、世界第3位の生産量を誇っている。 地下資源では、石油、天然ガス以外に、鉄、鉛、亜鉛、水銀、銀、銅、アンチモニー、カオリン、大理石、しまめのう、塩、石炭、燐酸鉱などがあり、特に鉄鉱石、燐鉱石、石油および天然ガスの埋蔵が豊富である。
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