経済協力関係については、これまでに有償、無償資金協力の実績はなく、技術協力のみ実施している。
　技術協力（86年度末累計）では、国際協力事業団（JICA）ベースの技術協力が中心で、各種分野の研修員の受入れを行っている（累計52名、86年度以降なし）ほか、農業、医療、電気通信、交通、スポーツ分野の専門家派遣を行っており（JICAベース10名、政府ベース1名）、また運輸、厚生、郵政の調査団派遣（16名、82年度以降なし）、機材供与（1件、76年度のみ）、開発調査（1件、76年度のみ）なども行っている。このほか、国費留学生受入れ（累計3名、83年度以降なし）を行っている。
　なお、在リビア邦人数は260名（86年10月1日現在）であり、在日リビア人数は46名（86年6月30日現在）である。

（8）輸出実績

　わが国からリビアヘの船舶輸出の実績は、次の通りである。

（9）評価

　リビアは莫大な石油収入を背景に経済開発計画を意欲的に実施し、これに伴う貿量の増大に対処するため自国商船隊の拡充に力を入れてきた。また、同時に港湾、設の拡張や新港の建設に伴い作業船の増強が行われた。

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