88年のリビアとの貿易は、わが国の輸出が6億200万ドル、輸入は600万ドルであり、貿易収支は日本側の大幅な出超（5億9，600万ドル）となっている。
　リビアからの輸入の殆どが原油および粗油を含む鉱物性燃料であり、輸出総額に占める鉱物性燃料の割合は94%程度に達している。
　一方、リビアヘの主要輸出品は、重化学工業品が輸出総額の約89%を占めている。このうち、機械機器の占める比率が約75%と最も高く、次いで金属製品（鋼管、厚板などを主力とする鉄鋼）、軽工業品（繊維品、タイヤ、チューブ等）および食料品（魚缶詰）などである。機械機器では、一般機械（内燃機関、農業用機械、建設・鉱山用機械、加熱・冷却用機械、荷役機械など）、電気機械、輸送機械、精密機械などが挙げられる。

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