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mまでの船舶の収容が可能である。吃水8.23m以上の船舶は、ハシケを使用して荷揚げを行っている。
 3トン・クレーン14基が使用できる。
 コンテナ・ターミナルには、長さ350m、水深14mの埠頭があり、4トン高架クレーン2基、その他近代的コンテナ移送機、コンテナ積み重ね装置などがある。
 コンテナ・ターミナルに隣接した埠頭(長さ250m)には、多目的のバースがある。
 バルク・カーゴ・ターミナルには、穀物サイロ(貯蔵能力8万トン)、セメントサイロ(貯蔵能力100万トン)、吃水11.6mまでの船舶用フローティング・クレーン(荷揚げ能力5,000トン/日)などの設備がある。
 清水、食料、燃料、ディーゼル油、ガスオイルなどの供給が可能である。船舶修理施設は、Port Said Shipyardに浮きドック3基(25,000トン、1万トン、5万トン)、スリップウェー7基、修理岸壁2基(長さ750m,90m)、フローティング海難救助クレーン(最大吊上げ能力500トン)などがある。
 88年の入港船舶数は1,493隻で、貨物取扱量は360万トンに達している。
 同港の南側に新港を建設し、長さ750mの埠頭および工業地帯を設げ、ポートサイド港の混雑を緩和する計画がある。

5.スエズ港

 同港は、ポートサイド港から約170キロのスエズ運河南端に位置し、スエズ港弩局によって運営・管理されている。
 吃水11.28m以上の船舶は、吃水が12.19mを超えない場合には、満潮時に限り丈港が可能である。深吃水の船舶は通常、ニューポート・ロック西方の港外錨泊也を使用している。
 スエズ港は、次の2港区から成っている。
 (ポート・イブラヒム)
 イブラヒム港は、北ベースンと南ベースンから成り、北ベースンは北側に長さ736m、水深8.07mの埠頭があり、船舶4隻の収容が可能である。南ベースンのケディビアル埠頭(水深7.31m)には、長さ36mの3バースがある。

 

 

 

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