
(C)需要状況
貨物保管設備は、倉庫6棟(延べ14,280平方m)、冷凍倉庫(3,000平方m)、露天倉庫(292,500平方m)などがある。 クレーン設備は、移動式高架クレーン(能カ40トン)4基、移動クレーン6基(20トン×2,15トン×4)、フォークリフト22基(能力5トン〜40トン)などがある。 コンテナ・ターミナルには、40トン・コンテナ高架クレーン4基およびRo/Ro船用設備がある。 バルク・カーゴ・ターミナルは、最大8万DWT型バルク・キャリアの収容が可能である。穀物サイロ(貯蔵能力10万トン)、吸込み式穀物荷揚げ装置(能力700トン/時)2基などがある。 清水、食料、各種バンカーの供給が可能である。 港内では、4,000G/T以下の船舶は曳船1隻、4,000〜10,000G/Tの船舶は曳船2隻、10,000G/T以上の船舶は曳船3隻を必要とする。1,500馬力〜2,500馬力の曳船が使用できる。 同港は、農産物、肥料、家具などの輸出港であり、セメント、穀物及び一般貨物の輸入港である。 88年の入港船舶数は121隻で、貨物取扱量は2,727,630トンに達している。 同港の開発計画として、穀物倉庫能力を20万トンに拡大、15バースの増設などが予定されている。
4.ポートサイド港
同港は、スエズ運河の北端に位置し、ポートサイド港湾局により運営・管理されている。 港は、防波堤で安全に防護された人工港で、港の入口は水深12.50m、港内の最大許容吃水は10.67m、スエズ運河入口の水路は水深11.28mである。 チェリフ埠頭(長さ510m)とアバス埠頭(長さ670m)があり、最大吃水8.23
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