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での船舶修理用ドライドックがある。
 これら造船所の修繕設備によって、各種の船舶修理が可能である。


2.サムスン港
 同港は、イスタンブールの東方約626キロの地点に位置し、黒海に面した大きな商港である。
 港は、長さ1,580mの北防波堤と長さ3,176mの東防波堤とによって安全に保護され、港の入口は幅200m、水深は11.9mである。
 港外に良い錨泊地があり、また港内には船舶12〜15隻の収容が可能である。
 埠頭(長さ770m、水深6.5〜11.0m)は、1万トン型船4隻の収容が町能である。このほか、2つの小型埠頭(長さ400柵と180m、水深7m)がある。
 設備は、固定クレーン(能力2トン〜10トン)7基、移動クレーン2基(15トン、25トン各1基)、倉庫4棟(13,898平方m)、露天倉庫(97,920平方〃)、穀物サイロ(貯蔵能力34,000トン)などがある。
 清水、食料、各種バンカーなどの供給が可能である。
3.トラブゾン港
 同港は、黒海沿岸の東部に位置し、外港と内港から成っている。
 内港は、長さ850mと長さ440mの防波堤によって囲まれ、港内に長さ410mの埠頭(水深10m)がある。
 設備は、25トン・クレーン1基、ショア・クレーン8基(10トン×7,3トン×1)、移動クレーン10基(3トン〜10トン)、フォークリフト4基(25トン×1,5トン×3)、各種トラクター、穀物サイロ(貯蔵能力10,000トン)、倉庫2棟などが主なものである。
 コンテナ陸揚設備が不十分なため、本船の荷揚装置または固定式ショア・クレーンを使用している。
 清水および食料の供給は可能であるが、燃料油の補給には制限がある。
 550G/T以上の船舶は曳船を必要とし、また、外国船は全て人出港および

 

 

 

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