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(バヌアツ)

貿易構造はコプラ、ココア、魚類、牛肉、木材などを輸出し、食料、雑貨類、機械類、石油製品などを輸入する形となっているが、国際価格が不安定であることから輸出の増滅が著しく、一方、主要輸入品である工業製品の価格が上昇しているため、貿易収支は赤字基調にある。
輸出の仕向け国をみると、オランダ(86年33%)、フランス(26%)、日本(19%)が上位を占め、輸入ではオーストラリア(86年36%)、日本(13%)、ニュージーランド(10%)の順位で大きなシェアを占めている。

(ツバル)

輸出品目がコプラのみに限られる反面、輸入は食料品から燃料、輸送機械に至るまで多岐にわたっており、貿易バランスは赤字が続いている。主要輸入品目は、石油、穀類、肉類、砂糖などで、オーストラリア、次いで英国、ニュージーランドなどが主要輸入相手国である。わが国は、ツバルからの輸入はなく、輸出も極めて少額である。

(西サモア)

貿易構造は、一次産品を輸出し、工業製品、燃料などを輸入する形になっている。しかし、輸出品目は、コプラ、コーヒーなど国際価格に左右され易いため、輸出は増減を繰り返している。
一方、輸入は石油、工業製品、食料、機械・機器を中心に着実に増加しているため、貿易収支の赤字は86年には7,238万タラと、大幅に拡大した。(100タラ=49.73米ドル)主要輸出相手国は、米国、ニュージーランド、オーストラリア、西独などであり、輸入相手国ではニュージーランド、オーストラリアに次いで日本が上位を占めている。

(トンガ)

トンガの産業は、農業を中心とする第一次産業が中核となっているが、生産品目はコプラ、バナナ、バニラなど少数の品目に限定されている。
従って、輸出もコプラ、バナナ、ヤシ油などが、その大宗を占め、主要な外貨獲

 

 

 

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