マージナル埠頭には9バース(水深3.66m〜7.92m)、指形埠頭には6バース(水深4.27m〜7.92m)がある。
マージナル埠頭の7号バースおよび指形埠頭の1号と2号バースは、外航船が使用しており、コンテナ船およびバルク・キャリアも収容することができる。
マージナル埠頭の一部は最近改良され、新旅客ターミナルが利用できる。
また最近、港の北側に国際港が建設され、全長690mの深水バース、レベル・ラフィング・クレーン(水平寄せクレーン)、コンテナ貨物駅(6,480平方m)、バラ積み穀物専用の荷役設備などがある。
マージナル埠頭には、倉庫設備がなく、また指形埠頭の上屋も破壊されたため、輸入貨物は小型の税関倉庫(保管能力200トン)、またはターポリンで被覆して、露天置場で保管されている。
多数の民間会社が自社の輸出貨物用の上屋(最大保管能力6,000トン)を設置している。
クレーン設備は、レベル・ラフィング・クレーン2基(能力35トン、25トン)、フローティング・クレーン(能力25トン)などが使用できる。
コンテナは、コンテナ・ターミナル(延べ1.9ヘクタール)の7号バース(長さ193m、水深8.0m)のほか、新国際港で扱っている。
タンカー・ターミナルには、6バース(長さ170.7m、水深7.31m〜9.45m)があり、夜間バースも可能である。
液化ガス(LG)ターミナルは、シェル石油会社が運営している。
清水、食料、燃料、ディーゼル油、ガスオイルなどの供給が可能である。
外国船の入出港には、水先船および曳船(650馬力)の使用を強制される。
船舶修理施設は、Cebu Shipyard & Engineering Worksにドライドック(35,000DWT船の入渠可能)およびスリップウェー4基があり、外航船、内航船、島嶼間連絡船など各種船舶の修理が可能である。
小型修理は、Hijos de F.EscanoおよびFilipinas Marine &Engineering Co.などで行ってる。
港から11キロの地点にマクタン国際空港があり、首都マニラとの定期便が開設されている。