同港は、小麦、大豆、鉄鋼製品、化学品、ソーダ灰などの輸入港であり、砂糖、米、ココナツ製品、衣服、電子機器などの輸出港である。
1992年に入港の外国船は、3,058隻(28,104,700G/T)で、貨物取扱量ま11.1百万トンに達している。
港は、南港(58ヘクタール)と北港(30ヘクタール)から成り、南港には指形の5埠頭(バースの総延長4.331m、航洋船26隻の収容可能)および錨泊地(航洋船27隻の収容可能)のほか、3号埠頭の向こう側に係船場(バージまたはライター30隻の収容可能〕がある。
南港と北港の中間のパシグ河に位置した国際コンテナ・ターミナル(94ヘクタール〕には、長さ900m、水深13.7mの埠頭があり、コンテナ船およびRO/RO船用の3バースがある。
荷役設備は、コンテナ用高架クレーン(能力35トン)4基、ストラドル・キャリア5台、その他各種のヤードクレーン、トラクター、トレイラーなどが使用できる。
コンテナは、国際コンテナ・ターミナルのほか、港内の幾つかの埠頭でも取り扱っている。
RO/RO船も国際コンテナ・ターミナルのほか、南港の13号埠頭および北港の6号埠頭で収容している。
クレーン設備は、フローティング・クレーン4基(能力25トン、40トン、60トン、75トン)、高架クレーン3基(能力35トン2基、30トン1基)などが使用できる。
タンカー・ターミナルには、長さ213.4m、水深9.14mのオイルバースがあり、夜間バースも可能である。
清水、食料、燃料油、ディーゼル油、ガスオイルなど全て供給が可能である。
船舳修理施設は、マニラ港周辺のMariveles,Olongapoなどの各種修繕設備が利用できる。