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によるものである。
 輸入では、日本からの輸入が51億7,300万ドル(前年比24.8%増)で、輸入総額に占めるシェアは24.4%となり、前年に引き続き最大であった。
 対日輸入は、電気製品および同部品の原材料、自動車部品、集積回路部品、半導体部品のダイスなど日系組み立てメーカーへの供給部品が上位を占めた。次いで、アジアNIES(48億5,300万ドル)、米国(39億2,700万ドル)であり、ASEANからの輸入は前年比29.7%増と電気・機械部品を中心に引き続き高い伸びを示している。

主要国・地域別輸出入 (単位:百万ドル)

・フィリピンの輸出(FOB)

 

1993年

1994年

構成比(%)

米国 4,370 5,128 38.2
日本 1,817 2,009 15.0
EC 1,971 2,995 17.1
NIES 1,492 2,101 15.6
ASEAN 756 1,366 10.2
総額(その他を含む) 11,375 13,433 100.0

 

・フィリピンの輸入(FOB)

 

1993年

1994年

構成比(%)

日本 4,029 5,173 24.4
米国 3,522 3,927 18.5
NIES 3,775 4,853 22.9
ASEAN 1,898 2,461 11.6
EC 1,782 2,190 10.3
総額(その他を含む) 17,597 21,232 100.0

(出所)中央銀行・外国貿易統計

 フィリピンの輸出を商品別にみると、ココナツ製品以外のバナナ、砂糖など農産物が低迷した反面、日系を始め進出外資の増加による電気・電子部品の輸出が拡大し(前年比40.4%増)、引き続き工業製品全体としての輸出を拡大した。
 鉱産物は、長い間低迷していた国際市況の回復により、銅地金などの輸出が前年比21.7%増となった。
 商品別の輸入では、電子関連の原材料・部品と発電用部品など原材料・中間財および資本財

 

 

 

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