の輸入が急増している。 電子関連では、半導体デバイス用ダイスが14億8,840万ドル(前年比67.3%増)で、フィリピン最大の輸入品目となった。 機械・電子部品用の原材料、集積回路部品なども急増した。 フィリピンは、電子産業を外資誘致、輸出振興の見地から重点的に育成する政策をとっている。 しかし、部品メーカーを始めとする裾野産業の基盤が脆弱な現状では当面、部品輸入が激増する構造になっている。 発電機用部品の輸入も高い伸びを示しているが、これは電力不足によって、国内の各企業が購入した発電機の補修部品として需要が大きかったためである。 景気回復による旺盛な同内需要を反映して、消費財の輸入が前年に引き続き高い伸び(前年比31.5%増)を示している。
主要商品別輸出 (単位:百万ドル)
フィリピンの輸出(FOB) |
1994年 |
構成比(%) |
農水産物 |
1,673 |
12.5 |
ココナツ製品 |
638 |
4.7 |
砂糖・同製品 |
76 |
0.6 |
果物・野菜 |
429 |
3.2 |
その他農水産物 |
530 |
3.9 |
えび |
245 |
1.8 |
木材製品 |
26 |
0.2 |
鉱産物 |
774 |
5.8 |
銅地金 |
270 |
2.0 |
石油製品 |
131 |
1.0 |
工業製品 |
10,587 |
78.8 |
電気・電子機器 |
4,984 |
37.1 |
衣類 |
2,371 |
17.7 |
家具 |
238 |
1.8 |
化学品 |
304 |
2.3 |
機械・輸送機器 |
468 |
3.5 |
加工食品 |
298 |
2.2 |
輸出総額(その他を含む) |
13,433 |
100.0 |
(出所)中央銀行・外国貿易統計
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