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 工業化の発展に伴って、国内の電力需要が急増しているが、エネルギー源は主として石油(主に輸入瀬石油)を燃料とする火力発電に依存している。
 火力発電所は、国内全電力の2分の1以上を占め、残りの電気エネルギー需要の大部分は、水力発電と石炭によって賄われている。
 フィリピンのエネルギー源については、石油から石炭への燃料転換が進み、水力発電、地熱春伝も加わって、電力の依存度は低下しつつある。
 バタアン半島の原子力発電所設計計画は中止され、その代替として石炭火力発電所が建設され、93年には新たに11発電所(全発電容量1,074メガワット)が稼働した。

 

 

 

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