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 スリランカの代表的な商港は、西岸のコロンボ港、東岸のトリンコマリ港、南岸のゴール港、北岸のカンゲサンツライ港の4港であり、いずれも港湾海運省(Ministry of Ports and Shipping)管轄下のスリランカ港湾管理局によって運営管理されている。
 1991年におけるスリランカの港湾荷役量(積荷・揚荷)は13,641トンであるが、このうちコロンボ港による取扱量が89.9%、次いでトリンコマリ港&7%、ゴール港L4%となっている。
 カンケサンツライ港は、現在のところ取扱貨物が殆どない。従って、これら4港の中でコロンボ港の重要性は極めて高い。
 コロンボ港、トリンコマリ港、ゴール港の3港における国際海上輸送貨物取扱量は、次の通りである。

 スリランカ港湾管理局(Sri Lanka Ports Authority,19Church St.,P.0.Box595,Colombo 1)は、1979年に設立され、その主要業務は(1)船積み・積み替え・倉庫保管などの荷役、船舶への水・燃料・電気の供給、船舶の曳航・離接岸、船舶の海上修理サービスの提供、(2)船舶の港湾料金の管理及び船舶保護サービスの提供、(3)港湾内及び入出港水路における船舶の航行管理、(4)港湾施設の運営維持管理および港湾開発などとなっている。

 

スリランカにおける主要港の設備その他の概要は、次の通りである。

1.コロンボ港

 同港は、その地理的優位性に加えて、港湾管理、港湾施設の開発が進むにつれ、

 

 

 

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