
港湾設備の主なものは、長さ132.58m〜182.88m、吃水6.48m〜9.14mのポンツーン突堤2基を含め合計21突堤と、バルク・キャリアおよびタンカー用の幾つかの係船設備などである。 港は、バングラデシュ国営幹線鉄道に接続している。また、ベンガル湾を経由して、内陸水路と結ばれている。 クレーン設備は、突堤1号〜6号に埠頭クレーン(半径25mで、最大吊り上げ能力3トン)12基、突堤7号〜13号に埠頭クレーン(半径20mで、最大吊り上げ能カ2トン)20基、移動クレーン(最大吊り上げ能力28トン)、その他各種のフォークリフト(最大能力5トン)などがある。 貨物保管設備は、中継貨物用上屋(保管能力36万トン)、一般倉庫(61,429平方m)、非常用貨物倉庫(6,503平方m)、自動車格納庫(2,258平方m)、小荷物倉庫(1,788平方m)などがある。 コンテナ・ターミナルには、コンテナおよびRo/Ro船用の3バース(うち2バースは多目的バース)がある。 セメント、燐酸鉱などバラ荷は、コンベヤによって積み出されている。 穀物サイロ(貯蔵能力10万トン)、石炭露天貯蔵所(能力200万トン)などの設備がある。タンカー・ターミナルには、全長103m〜176.78mまでのタンカー専用の係船ブイ4基がある。 清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。 曳船は、港湾局所有の曳船(550馬力〜2,000馬力)5隻が使用できる。 航洋船の入出港には、水先船の使用を強制される。 船舶修理施設は、Chittagong Dry Dock Ltd.に最大16,500DWT(全長173.8m、最大幅23.Om)までの船舶の入渠可能なドライドック、最大250DWTまでの船舶の上架可能な小型スリップウェーなどがある。 また、最大1,200DWTまでの船舶用の新スリップウェー、修理工場などが最近建設された。 船舶修理は、このほかShip Repair Bangladesh Ltd.、Marine Tradersなどで行っている。
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