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 港内には、多目的用の7バース( 各長さ200m、水深11m〜12m ) があり、袋詰めの穀物、米、セメント、肥料、コークス、綿花など各種の輸出入貨物を扱っている。
 鉄鉱石および石炭専用バー ス 、このうち、主バース は長さ279m、幅21mのコンクリート舗装プラットフォームから成り、長さ3.5キロの舗道によって、パキスタン国営製鋼所の鉄鉱石および石炭貯蔵所に直結している。
 現在、このバー ス 沿いの水深は13. O mで 、50,000DWT級船の収容が可能であるが、 凌 漢作業が進捗すると、最大75,000DWT型船の収容が可能となる。
 このバー ス には、グラブ・ガン トリ ・クレーン(能力 : 1,200トン/時)2基が装備されており、本船から原材料を直接にベルト・コンベアに積み替えて、製鋼所へ輸送することができる。

 

 貨物貯蔵設備としては倉庫2棟 ( 各面積1万平方 m )、荷役設備は各種移動クレーンおよびフォークリフト(最大能力35トン)などが使用できる。
 コンテナおよび R0 / R0 船は、多目的バース で扱っている。
 清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。

 

 曳船は、3,500馬力の航洋曳船3隻および1,000馬力、ボラ ード ・プル15トンのハシケ曳船2隻が使用できる。
 同港の開発計画として、オイル・タンカー・ターミナルの建設が予定されている。
 現在、1号バー ス が臨時に改造されて、最大吃水9.5mまでのタンカーの収容が可能である。

 

 船舶修理は、主としてIndus Marine Ltd. の修理施設を使用して行われている。
 港から30キロ離れた地点に Jimah 国際空港がある。

 

 

 

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