水深9.75m)があり、バルク・オイル・バース4号(長さ321.6m、水深9.75m)は全長243.8mまでのタンカーの収容が可能である。
船舶修理施設は、東埠頭に修繕用の2バース(各長さ201.2m,137.2m。水深7.31m)があり、Karachi Shipyard & Engine Works Ltd.によって船体および各種エンジンの修理が可能である。 このほか、修繕用ドライドック2基(1号ドックは長さ189m×幅27.43m×吃水5.49m,2号ドックは長さ170.7m×幅24.38m×4.88m)があり、満潮時には吃水7.31mまでの船舶の入渠修理が可能である。 北埠頭は長さ457.1m、水深7.01m、南埠頭は長さ182.9m、水深7.01m、で、北埠頭の修理岸壁には30トン・クレーンの設備がある。 また、海軍所有の浮ドック(吊り上げ能力4,500トン)も一般商船の修理に使用されている。 以上のほか、入渠を必要としない各種の修理を専門とする小規模の修理工場が多数ある。 港から約16キロの地点にカラチ民間空港(国際および国内)がある。
2.カシム港
同港は、カラチの東方約26マイルの地点に位置し、カシム港湾局によって管理されており、パキスタン第2の主要貿易港である。
船舶の入出港には、水先船および曳船の使用が必要である。 主要施設としては、パキスタン唯一の国営製鋼所向け鉄鉱石および石炭専用バースのほか、多目的バース(バルクカーゴ、オイル、コンテナなど)がある。
港内へ至る水路は、長さ45キロ、幅185m〜280m、最小水深12.4m、潮の干満差は平均3mであり、最大91,849DWT(全長272.5m、吃水15.0m)までの船舶の入港が可能である。
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