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(3)港湾事惰

 インドにはボンベイ、カルカッタ、マドラスなどの主要貿易港をはじめ、ハルジア、カンドラ、コチン、 モルムガオ、パラジプ、ツチコリン、ビサクハ などの諸港があり、国際海上輸送貨物の取扱量は、年間約1億トンに達している

 インドにおける主要港の設備その他の概要は次のとおりである。

1. ボンベイ港

 同港は、インド西岸のほぼ中間に位置し、東側本土、西側はボンベイ島によって安全に囲まれた約112平方キロの広大な水域から成る天然の深水港である。
 同港は主として、機械類、鋼板、鋼管、鋼コイル、化学品、硫黄、燐酸鉱、潤滑油、小麦などの輸入貨物と、油粕、米、糖密、 衛生陶器などの輸出貨物を扱っており、1992年の海上輸送貨物取扱量は2,720万トンに達している。
 港内には3ドック(Prince’s Dock、 水域12ヘクタール、水深5.4m.Victoria Dock水域10ヘクタール、水深6.6m.Indira Dock、水域24ヘクタール、水深9.4m)があり、 近代的荷役装置を完備した多数のバース(合計54バース)がある。
 Indira DockおよびBallard埠頭には、コンテナ船専用の3バースがあり、 高架クレーン(能力35トン)2基、トランステイナー・クレーン(能力35トン)4基、その他各種の荷役設備がある。
 クレーン設備は、 埠頭クレーン(能力13トン)4基、埠頭クレーン(能力3トン〜6トン)79基、固定クレーン(能カ60トン)1基、フローティング・クレーン2

 

 

 

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