日本財団 図書館


 

基(能力60トン、125トン)などがある。
 バルクカーゴ・ターミナルでは、在来のクレーン設備を使用して、荷役を行なっている。
 タンカー・ターミナル(Butcher島のマリーンオイル・ターミナル)には、4バースがあり、潜水パイプラインによって精油所と結ばれている。
 このターミナルは、最大70,000DWT(長さ244m、吃水9.75m)までのタンカーの収容が可能である。
 Pir Pau埠頭のオイル・バースは、長さ170.7m、吃水6.4mまでのタンカーの収容が可能である。
 Pir Pau埠頭の液化ガス・ターミナルは、長さ170.6m、吃水6.2mまでのLPG/ブタン・タンカーの収容が可能である。
 現在建設中の新バース(LPGおよび化学品用)は、1994年10月までに竣工し稼働する予定である。
 清水、食糧、ディーゼル油、各種バンカーなどの供給が可能である。
 曳船は、港湾用曳船が使用できる。
 船舶修理施設は、Merewether Dry Dock(長さ160m×幅19.96m×吃水4.27m)、Hughes Dry Dock(長さ304.8m×幅30.4m×吃水6.7m)などがあり、水圧・電動埠頭クレーン、重量物クレーン、フローティング・クレーンなどの設備がある。
 また、ボンベイ港沖のエレファント島の近くにフローティング・ドライドックがあり、船舶修理に使用されている。
 このほか、Merewether Dry Dock Ltd., N.N.Shipbuilders & Engineers Private Ltd., Patel Engineering Works Ltd.などで船舶修理が行われている。
 港から32キロの地点にサバール国際空港がある。

2. カルカッタ港

 同港は、インド東岸のベンガル湾に注ぐフーグリ河の河港で、河口から223キロ上流に位置し、垂線間長さ167.75m、幅19.8m〜21.35m、満載吃水7.93mまでの船舶の入港が可能である。
 同港は主として、食料、紅茶、黄麻、皮革製品、織物、窒素、硫黄、金属、機械類などの輸出入貨物を扱っており、1993年の海上輸送貨物取扱量は516万トンに達

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION