従来、特定品目の輸入許可審査は、関係各省庁の稟議を必要としていたが、76年1月以降、原則として審査窓口が貿易局輸出入部に一本化され、輸出入の制限は最小限度にとどめられた。
関税制度については、シンガポールは自由港の原則から事実上きわめて低い関税である。
関税は、一部の伝統的地場産業の保護、または社会政策上から課税対象となっている品目(石油製品、アルコール飲料、自動車、タバコ等)以外は無税で輸入される。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国からの輸入品は特恵関税が適用される。対日適用税率は一般税率が適用される。