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 なお、シンガポールは、食用以外の鑑賞魚の養殖が盛んであり、貴重な外貨収入源となっている。

 

  (B)漁業開発計画

 シンガポール政府は、シンガポール共和国樹立後の1969年2月、ジュロンに漁港と魚市場を開設し、その後国連開発ブロジェクト特別基金による援助を得て、チャンギに漁業訓練所を設立し、漁業従業員の養成、漁業技術の向上、漁業希望者の基礎教育訓練などを実施している。
 また、チャンギには東南アジア漁業開発センターの後援により、海洋漁業研究所も設置している。
 漁業の管轄官庁は、国家開発省(Ministry of National Development)の漁業部であり、漁業振興に力を入れているが、具体的な漁業政策や開発計画などは発表していない。

  (C)漁船保有状況

 シンガポール保有の100G/T以上の鋼造漁船は、1984年の20隻(5,008G/T)をピークとし、隻数、トン数ともに大きく減少し、95年末現在4隻(820G/T)となっている。

 

 

 

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