マレーシアは当初、マライ半島、ジャワなどマライ群島に居住していたマレー人に、インド、タイ、中国などからの移住民が進出して、15世紀中頃までマラッカ港を中心とするマライ半島西岸にマレー王国を建設して住んでいた。その後、16世紀にポルトガル、17世紀にオランダ、18世紀には英国と、相次いで外国の侵略を受けたが、1914年に英国がブルネイなど5州を統合して英国領植民地となった。
その後、第2次大中の日本軍の占領を経て、1948年に英国支配下のマラヤ連邦が成立した。しかし、英国に対し完全独立を要求し、1957年8月マライ半島の11州が英国支配から脱却し、連邦国として独立を達成した。その後、1963年にシンガポール、サバ、サラワクが連邦に参加したが、シンガポールは1965年8月に分離独立した。