同港は、東マレーシア・サラワク州の首都クチンの外港で、挽材、合板、その他木製品、陶製タイル、プラスチック製品、胡椒などの輸出港であり、消費財、食料、建設資材、機械類、車両、その他製品の輸入港である。
1994年の入港船舶数は1,987隻で、貨物取扱量は3,725,824トンに達している。
港はクチン港湾局によって運営管理されている。
ペンディング埠頭(長さ613m、最少水深8.53m)は、全長175m、吃水7.5mまでの船舶の収容が可能である。
この埠頭には、中継貨物倉庫3棟(25,122平方m)、露天倉庫(26,743平方m)、コンテナ荷役設備などがあり、コンテナ貨物の取扱いも可能である。
タナフ・プテフ埠頭(長さ243,8m、最少水深5.28m)は、全長100m、吃水5.2mまでの船舶の収容が可能である。
この埠頭には、中継貨物倉庫2棟(11,148平方m)、上屋6棟(8,026平方m)、露天倉庫(14,864平方m)などの設備がある。
セジングカット埠頭(長さ125m、最少水深9m)は、全長115m、吃水7.5mまでの船舶の収容が可能である。
この埠頭には、中継貨物倉庫(1,872平方m)1棟、露天倉庫(12,070平方m)などの設備がある。
沿岸航路船は、クチン港の上流の埠頭で収容が可能である。