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港湾局埠頭(長さ255.5m、最少水深6.40m)の東側と西側に係船ドルフィンがある。
 このほか、小型船用の埠頭、ジェッティ、スリップウェー、製材所などがある。
 貨物保管設備は、倉庫(13,052平方m)2棟、中継貿易倉庫(879平方m)1棟、露天倉庫(9,290平方m)などがある。
 荷役設備は、港湾局所有のフォークリフト40基(各能力3トン)、6トン・フォークリフト2基、19トン・フォークリフト1基、コンテナ用フォークリフト(能力25トン)1基、コンテナ用トレイラー2台、トラクター13台、5トン・トレイラー35台、10トン・トレイラー5台、移動クレーン(能力10トン)1基、8トン・クレーン1基などが使用できる。
 タンカー・ターミナルには、港湾局所有のオイル・ジュッティがあり、最大30,000DWT型タンカーの収容が可能である。
 曳船は、離接岸用の港湾タグ(337馬力)1隻が使用できる。
 船舶修理施設は、ベルハラ島に港湾局所有のスリップウェーがあり、120トン級小型船の修理が可能である。
 サンダカン市の中心街から12.8キロの地点にサンダカン国内空港がある。コタキナバル国際空港(サバ州西岸)は、サンダカンの272キロ遠方にある。

  2.クチン港(Kuching)

 同港は、東マレーシア・サラワク州の首都クチンの外港で、挽材、合板、その他木製品、陶製タイル、プラスチック製品、胡椒などの輸出港であり、消費財、食料、建設資材、機械類、車両、その他製品の輸入港である。
 1994年の入港船舶数は1,987隻で、貨物取扱量は3,725,824トンに達している。
 港はクチン港湾局によって運営管理されている。
 ペンディング埠頭(長さ613m、最少水深8.53m)は、全長175m、吃水7.5mまでの船舶の収容が可能である。
 この埠頭には、中継貨物倉庫3棟(25,122平方m)、露天倉庫(26,743平方m)、コンテナ荷役設備などがあり、コンテナ貨物の取扱いも可能である。
 タナフ・プテフ埠頭(長さ243,8m、最少水深5.28m)は、全長100m、吃水5.2mまでの船舶の収容が可能である。
 この埠頭には、中継貨物倉庫2棟(11,148平方m)、上屋6棟(8,026平方m)、露天倉庫(14,864平方m)などの設備がある。
 セジングカット埠頭(長さ125m、最少水深9m)は、全長115m、吃水7.5mまでの船舶の収容が可能である。
 この埠頭には、中継貨物倉庫(1,872平方m)1棟、露天倉庫(12,070平方m)などの設備がある。
 沿岸航路船は、クチン港の上流の埠頭で収容が可能である。

 

 

 

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