マレーシアは、自国船による海運の発展を図るため、93〜95年の期間にオイル・タンカー16隻(136,526G/T)、ケミカル・タンカー7隻(84,516G/T)、液化ガス運搬船5隻(277,524G/T)、バルク・キャリア14隻(425,858G/T)、一般貨物船25隻(91,638G/T)、コンテナ船5隻(73,279G/T)、Ro/Ro貨物船4隻(21,806G/T)、旅客船8隻(1,146G/T)、調査船1隻(818G/T)、曳船19隻(4,206G/T)、補給船1隻(1,210G/T)、 船2隻(1,294G/T)、その他雑船数隻が増強された反面、過剰船腹もしくは非効率、非生産的な老朽船が多数処分された。
その結果、保有船腹量は、92年末の552隻(2,015,562G/T)が95年末現在685隻(3,282,878G/T)にまで拡充された。
マレーシアの商船隊は、最近における輸出入貿易量の増大に伴う船腹需要の全てを国内建造で賄うことは不可能であり、今後とも老朽船の代替建造を含め各種新造船の対外発注が予想される。