なお、最近数年間における保有船腹量の推移をみると、隻数、トン数ともに緩慢ながら着実な伸びを示している。
(B)海運事情と保有船主の実態
マレーシア経済は、海外貿易への依存度が高く、現在でも生ゴム、木材、原油、天然ガス、パーム油など一次産品を主体とする輸出に依存しているほか、地理的に南シナ海を隔てて、西マレーシアと東マレーシア(サバ・サラワクの両州)に分かれているため、海上交通の果たす役割は極めて大きい。
前ページ 目次へ 次ページ