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近年・経済の急速な発展に伴い、国際貿易量は急増しているが、これら海上輸送の大部分は外国の海運会社に支配されており、マレーシアの国際収支における貿易外収支の悪化の一因となっている。
 このため、政府はMISC(Malaysian International Shipping Corporation Bhd)、PNSL(Perbadanan Nasional Shipping Line Bhd)など国営海運会社を設立し、保有船腹を拡充することにより、自国船による貨物積取比率の向上に努カしている。
 また、便宜置籍船として、シンガポール、リベリヤなどに登録しているマレーシア人の所有船舶をマレーシア籍に登録させ、内航海運を自国船で確保する方針を打ち出し、内航海運への国内海運企業の参入を奨励している。
 マレーシアの主な海運会社とその保有船舶は、次の通りである。

 

 

 

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