タイ国における為替管理は、中央銀行が大蔵省の委託を受けて実務を担当している。中央銀行は、認可機関(外国為替取扱いを認可された銀行、両替商など)からの申請を受理し、認可事務を行うと共に、報告書類の提出を要求する権利がある。公認銀行は、法の範囲内で為替取引について中央銀行の代行機関として認可事務を行っている。法規上みかけは厳しく規制しているが、実際には緩やかであり、規定に従って申請手続きを行えば、公認為替銀行だけで事務的に処理して認可されている。
従って、自己資金、融資のルートがあれば、輸入代金の支払いのための外貨の取引きは容易にでき、なんら問題はない。