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 ソンクーラ湖の西側に民間埠頭5基があり、一般貨物およびコンテナ船用のバースがある。
 コンテナ・ヤード(25,000平方m)2棟、倉庫(6,720平方m)1棟、移動クレーン(能力16トン)2基、フォークリフト5基などの設備がある。
 港湾用曳船(1,600馬力)2隻が使用できる。
 清水および食料の供給が可能である。
 港から45キロ遠方にHatyai空港がある。

  4.パッタニ港(Pattani)

 同港は、ソンクーラ港の東南方に位置し、生ゴム、鉱石、バラ積み貨物の積出港である。
 荷役設備は、Tani Bay Ltd.所有のバージ(能力800トン)16髪およびNiyon Panichkul Co.所有のハシケ(能力800トン)12隻がある。貨物揚げ能力はバージが最大80トン、ハシケが最大100トンである。
 鉱石およびバラ荷積出し用のポンツーン(能力100トン)3隻が使用できる。倉庫は、生ゴムおよび一般貨物保管用の2庫がある。
 船舶主修理施設は、船舶の小型修理が可能である。
 港から約16キロの地点にパッタニ空港がある。

  5.プケット港(Phuket)

 同港は、アンダマン海東岸に面したマライ半島西岸沖の小島に位置し、錫塊、ゴム、金属鉱石などの輸出港であり、石油製品、一般貨物などの輸入港である。
 沖合に外航船用の2錨泊地(水深14.0m〜16.0m)があり、貨物の荷役にはハシケを使用している。
 港内に沿岸航路船および小型タンカー用の錨泊地および係船所がある。
 プケット市の9キロ沖合の深海港の埠頭(長さ300m)に2バース(低潮時水深10.0m、幅30m)がある。
 民間埠頭(長さ60m、幅12m、水深7.3m)は、タイサルコ錫精錬工場が運営しており、長さ113m、吃水6.7mにまでの船舶の収容が可能である。
 各種移動クレーン(最大能力13トン)が使用できる。
 港内にエッソおよびシェル石油会社のタンカーターミナル(低潮時水深7.0m)がある。
 清水、食料、各種バンカーの供給が可能である。
 船舶修理施設は、Phuket Engineering Ltd.およびKee Hin Electric Co.Ltd.などで、船舶の小型修理が可能である。
 港から44キロの遠方にプケット国際空港がある。

  6.サッタヒップ港(Sattahip)

 

 

 

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