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  2.ラエム・チャバン港(LaemChabang)

 同港は、バンコク港の南東126キロの地点に位置し、1991年に一般貨物埠頭とコンテナ埠頭が開設され、主として原材料、機械類、車両などの輸入貨物と農産物、果物、砂糖、魚介類、食肉、木製品、織物、衣類などの輸出貨物を扱っており、1994年の入港船舶数は1,623隻で、一般貨物420,020トン、コンテナ333,238TEUを取り扱っている。
 港から約2.2〜3.8海里沖合に水深14.0mの錨泊地があり、最大6万DWT型船の錨泊が可能である。
 南埠頭には4ターミナルがあり、ターミナルB.1、B.3、B.4はコンテナ・ターミナル、B.2は多目的ターミナルである。
 北埠頭には3ターミナルがあり、ターミナルA.1は沿岸航路船用ターミナル、A.3およびA.4はバルクカーゴ用ターミナルである。
 各ターミナルには、高架クレーン(能力40トン)2基がある。
 コンテナ・ターミナルB.1には、移動クレーン(能力40トン〜50トン)4基、フォークリフト(能力2トン〜5トン)15基、トレイラー(能力30トン)4台、トラック(能カ6トン)8台、トッブローダー(能カ30.5トン)1基、スタッカー(能カ40トン)2基などの荷役設備がある。
 ターミナルB.2には、高架クレーン(能力40トン)2基、トランスティナー(能力30.5トン)3基、フォークリフト(能力2トン)4基、ターミナルB.3には高架クレーン(能カ40トン)2基、トランスティナー(能力41トン)4基、スタッカー(能カ42トン)2基、フォークリフト(能力2.8トン〜6トン)9基、ターミナルB.4には高架クレーン(能カ40トン)2基、トランスティナー(能カ40トン)4基、フォークリフト(能カ3トン〜6トン)5基などの荷役設備がある。
 ターミナルA.3は、バルクカーゴ、袋詰め砂糖・糖蜜などの輸出に使用されている。
 曳船は、7隻(800馬力×2、3,000馬カ×5)が使用できる。
 清水および食料の供給が可能である。
 船舶修理施設は、Unithai Ship Yard & Engineering Co.Ltd.の修繕設備が使用できる。
 港から約50キロの地点にU−Tsphao国 内空港があり、港の約150キロ遠方に Don Muang国際空港がある。

  3.ソンクーラ港(Songkhla)

 同港はマレイ半島東岸に位置し、建設資材、沖合海底掘削用重機械機器、肥料、まぐろ等の輸入港であり、ゴム、ラテックス、魚粉、海産食品などの輸出港である。
 1993年の入港船舶数は536隻(1,271,800G/T)、貨物取扱量は562,600トンに達している。
 埠頭は全長510m、水深10.0m、幅30mで、全長173m、幅25m、吃水8.23mの船舶3隻の同時収容が可能である。

 

 

 

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