(1)組織体制及び活動方針の確立
平成8年度の「モデル地区」に指定されたのを受けて、4月23日所轄警察署において、推進指導員等15名全員、県防犯協会事務局員2名、警察関係者6名計23名が出席して初会議を開催した。会議では、「モデル地区」指定の意義、地区内の犯罪、事故等の概況、行事予定と活動方針、活動日誌の記載要領等について説明し、意見交換をして意志の統一を図った。
(2)外国人受入企業等合同研修会の開催
4月26日、勝山市内産業振興センターにおいて、外国人(管内に約50名)を雇用している企業31社の担当者、推進員、防犯隊、市役所、警察、入国管理事務所等計86名が参加して合同研修会を開催した。研修会では、外国人が安全で安心して働き生活できるようするため、各行政の立場から、外国人に係わる事件、事故の状況、雇用主の法的取り扱い、犯罪、事故等の際の処置要領、地域ボランティアの役割などについて習得した。
(3)「いじめ防止」の映画会の開催
6月29日、市内鹿谷小学校において全児童(231名)を対象に、推進員、少年協助員、民生委員計12名が出席して、「いじめ防止」の映画会を開催した。映画の題名は、低学年用「断ちゃんが泣いた」、高学年用「お母さんにVサイン」で、後日感想文を募集し、優秀児童10人を地区防犯協会名で表彰した。また、この事がマスコミで報道され市民の反響を呼んだ。
(4)花火大会、祭礼に伴う多目的活動
8月15日の市民花火大会、同月23日の「顕如講」祭礼に伴い、推進員、防犯隊、職防連、少年協助員など各回約80名が出動し、各種犯罪、事故の防上、困りごと相談、少年の街頭補導など多目的活動を行った。
(5)独居高齢者宅訪問による防犯、交通安全指導
高齢化社会の進展する中、悪質訪問販売や交通事故、災害等から高齢者を守り、安全で安心して生活できるようにと、9月12,13の両日、推進員15名全員、防犯連絡所員10名、市婦人消防団員7名、電力会社員5名、警察官5名計42名が5班に分かれ、市内86戸の独居老人宅を訪間し、高齢者安全カードや地域安全ニュースの配布、反射材の貼付、電気器具の点検、困りごと相談等防犯、防災、交通安全指導を行なった。この活動については、新聞、テレビ各社が大きく取り上げ報道した。
(6)河川敷の廃棄物撤去活動
6月15日、市内九頭竜川河川敷に不法投棄されている不燃ゴミを撤去するため、推進員、地区住民、保健所、土木事務所等から計43名が出動し、一般家電器具、タイヤ、バイク、農機具等トラック20台分を撤去した。さらに、不法投棄防止の立看板を設置し、地元住民も監視を強化して再発防止に当たる事をした。