(1)「地域安全の集い」の開催
地域の安全は、地域住民の二一ズを把握することが必要であり、また、この推進に当たっては、地域住民が主体となり、且つ、自治体及び警察の支援と連携による活動が不可欠である。「地域安全の集い」は、安心の町づくりを目的として防犯協会が中心となって地域住民が主催する集会であり、地域の各種ボランティア団体が参加するもので、これに警察も積極的に参加し、地域住民のニ一ズを把握すると共に、地域住民との合同による活動を推進した。
(2)「地区自主防災組織」の結成
阪神大震災後、防犯協会役員等の働きかけで、地区自主防災組織の結成が検討され、現在3地区で組織化された。この結成大会に参加し、警察の活動を説明すると共に災害発生時の指導・助言を行い「わが家の防災マニュアル」を配布、防災に対する意識の高揚を図った。
(3)「高齢者対策」の実施
ア 防犯協会員・地域安全推進員・交通推進隊員と合同で高齢者宅を訪問し、交通安全指導を実施すると共に、意見要望を把握した。
イ 高齢者向けの小冊子「あんぜんぶっく」を金沢市役所支所2箇所・金融機関37箇所・寺院45箇所に配布し、交通安全思想の高揚を図った。
ウ 各地区老人クラブ会合に参加し、「悪徳商法」の寸劇や講演を実施し、また「悪徳商法あの手この手」と題するチラシを配布した。
(4)ボランティア団体との「合同パトロール」の実施
夏休み期間中及び年末年始特別警戒取締り期間中、住みよい町づくりを目的として、防犯協会員・町内会・少年補導員・交通推進隊・地域安全推進員・消防分団員等と合同で、少年補導活動・有害環境の浄化活動・迷惑駐車排除活動を実施した。